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原油価格(WTI)2024年2月第5週・3月第1週見通し:CFD取引ブログ

原油価格(WTI)2024年2月第5週・3月第1週見通し:CFD取引ブログ

こんにちは、cohamizuです。

WTI原油の現在のポジションは78.20ショート(売り)、形成している「シンメトリカルトライアングル」による計測ターゲット65.82、もしくは今回のフォーメーションがベアフラッグだった場合は53~55ドルまで下落リスクがあります。

金曜日の引け方から考えて、月曜日にはギャップダウンして寄り付きそうです。

その際に75.20~75.50辺りまで即到達するようなら、日足62EMAもしくは4時間足でも200SMAに達するので利益確定して戻り売りのために備えて待ち構えたほうが良いでしょう。

なぜなら、後述する1時間足62EMAまでの一時的な戻りで決定的なショートのタイミングが来るからです。

ファンダメンタルでは、先週説明した通り供給が日量15万バレル上方修正に対して、需要の伸びは見られず、通年の需給バランスは90万バレルの供給過剰です。

第1四半期こそ、昨年後半に引き続いて供給不足ですが、第二四半期では供給過多に転落するため原油価格が押し上がるには、利下げによる需要喚起以外の選択肢はないでしょう。

従ってこれからは、テクニカル要因とファンダメンタルの要因が合致した動きになるはずです。

WTI原油週足分析→週足62EMAを上抜きできず50ドル半ばへ急落リスク

WTI原油週足

WTI原油はこうやって週足で見ると、9月28日をトップとした下落トレンドの最中です。

しかし週足200SMA(青線)でようやく踏みとどまって、よろめきながら週足62EMA(=78.70黄太線)まで戻りを試してきたのですが、なんどトライしても週足62EMAを上抜くことができません。

見ようによっては、大きなベアフラッグ気味のフォーメーションになっており、理論通りならサポートを抜けると53ドル台まで急落するリスクが浮上します。

そのフォーメーションでターゲットを計測すると最悪53.30あたりにまで到達し、2/23の終値から30%もの暴落となります。

大半の投資家の中には、その水準がありえないと考えている方もいるかも知れませんが、本邦の「あおぞら銀行」で明るみに出た米商業用不動産の問題が表面化すれば十分ありえる話です。

原油はすでに日本・欧州の景気後退を織り込んで軟調な展開が続いていますが、とくに金融事故のニュースが表面化すると度々急落する傾向にあります。 

WTI原油4時間足分析→スローリバーサル→シンメトリカルトライアングルブレイク

WTI原油4時間足

週足62EMA付近の上値が重いことは、先週の値動きでなかなか上方向へ進展がないことで明らかになっていましたが、あるいは上向きの三角持ち合いであるアセンディングトライアングルである可能性も高い状態でした。

それが一気に下向きに転換したのは、画像のように何度も跳ね返されてきた上値抵抗帯のブレイクに一時的に成功した後にそれが時間をかけて否定されたからです。

このような逆行現象は、重要な高値・安値のブレイクアウトに一時的に成功した時に見られ、その後相場が失望感から総崩れになる典型的なケースです。

スローリバーサル

従って当方は、ブレイクアウトの失敗が確認された78.36でロングを利益確定し、78.20で新規ショートして現在もそのポジションを維持しています。

すでに相場は、天井圏で形成した「シンメトリカルトライアングル」を下方にブレイクした状態ですのでショートポジションに自信をもってよいと思います。


WTI原油1時間足分析→1時間足62EMAの戻り売りが最大のチャンス

シンメトリカルトライアングル

4時間足チャートで説明したように重要なレジスタンスラインでベアリッシュリバーサルが確認された後、次にエントリーする好機は1時間足62EMAです。

とくに相場が急落したあと、売り方の決済による買い戻しとそれをリバウンドと誤認した買い方の新規買いで相場が1時間足62EMAまで戻ってくることが非常に多く見られます。

1時間足62EMAまで戻った相場は、新規の売り方に突き崩され最初の下落時よりも遥かに長い距離の下落を喫する傾向にあります。

それもそのはずで、①4時間足でも下向き、②1時間足でも上から下向き転換すれば、異なる時間軸の思惑が一致しますのでかなり勢いがつき、一日で3%~5%もの大きな値動きになるケースが多いです。

これが来週に実現されて日足62EMAを完全に下抜けて相場が推移するようなら、週足分析で説明したように55ドルまで大きな下落が発生することになります。

WTI原油ファンダメンタルズ分析

需給に関しては、毎週同じことを説明してもしょうがないので、個人投資家のセンチメントとやや先行する期待インフレ率を確認したほうが良いと思います。

IGクライアントセンチメントはネットロング

IG証券はグローバルでサービスを展開しているので、世界中の個人投資家のポジションがどうなっているか確認することができます。

まず先週と比べロングが+19%増、ショートが▼27.64%減少し、73.21%の個人投資家が未決済のロングを保有しています。

ロング優勢だから上昇かというと実はそうではなく、個人投資家は残念ですが利益は微益で利益確定して損失は限界まで持ち越して決済しないという悪癖があります。

IGクライアントセンチメントはこれを利用したもので、原油価格の急落でネットロング優勢になったということは、含み損で苦しむ買い方がかなり増えたということです。

それは将来にわたって、損失に耐えきれずに損切り(投げ売り)するポジションが多数を占めるということですので、下落圧力が強いことの証左でもあります。

WTI原油と相関する期待インフレ率は反落

期待インフレ率は、債券投資家が需要と供給、そして今後の景気動向を加味して投資した物価連動国債から予測される今後最大10年間における年平均物価上昇率を示しています。

将来の実際の物価や景気に先行した動きをしており、とくに原油は物価に直接的な影響を及ぼしていることから、この期待インフレに相関した値動きになっています。

期待インフレ率

つまり最も市場規模が大きい債券市場で物価に対してどのような見方がされているか?物価に直接的な影響を及ぼす原油は将来どうなると考えられているのがある程度わかってきます。

直近では、これまでの上昇から反落に舵を切っています。

方向性は下落傾向にあるとみなして良いと思います。

WTI原油見通し結論

WTI原油2024年2月第5週の見通しは、これまで高値をレジストし続けてきた上値抵抗帯で出現したスローリバーサルにより、トレンドは一変したと判断しています。

次は1時間足62EMAまでの戻りで、とどめを刺す心づもりで良いと思います。

反対にもし読者の中で未決済のロングポジションがあればすぐに損切りすべきです。

なぜなら今回のWTI原油の下落は、昨年の9月28日から続く下落トレンドが継続している可能性を示唆しており、サポートを下抜けると53ドル台まで下落リスクがあるからです。

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