こんにちは、cohamizuです。
WTI原油の現在のポジションは78.20ショート(売り)、形成している「シンメトリカルトライアングル」による計測ターゲット65.82、もしくは今回のフォーメーションがベアフラッグだった場合は53~55ドルまで下落リスクがあります。
金曜日の引け方から考えて、月曜日にはギャップダウンして寄り付きそうです。
その際に75.20~75.50辺りまで即到達するようなら、日足62EMAもしくは4時間足でも200SMAに達するので利益確定して戻り売りのために備えて待ち構えたほうが良いでしょう。
なぜなら、後述する1時間足62EMAまでの一時的な戻りで決定的なショートのタイミングが来るからです。
ファンダメンタルでは、先週説明した通り供給が日量15万バレル上方修正に対して、需要の伸びは見られず、通年の需給バランスは90万バレルの供給過剰です。
第1四半期こそ、昨年後半に引き続いて供給不足ですが、第二四半期では供給過多に転落するため原油価格が押し上がるには、利下げによる需要喚起以外の選択肢はないでしょう。
従ってこれからは、テクニカル要因とファンダメンタルの要因が合致した動きになるはずです。
WTI原油週足分析→週足62EMAを上抜きできず50ドル半ばへ急落リスク
WTI原油はこうやって週足で見ると、9月28日をトップとした下落トレンドの最中です。
しかし週足200SMA(青線)でようやく踏みとどまって、よろめきながら週足62EMA(=78.70黄太線)まで戻りを試してきたのですが、なんどトライしても週足62EMAを上抜くことができません。
見ようによっては、大きなベアフラッグ気味のフォーメーションになっており、理論通りならサポートを抜けると53ドル台まで急落するリスクが浮上します。
そのフォーメーションでターゲットを計測すると最悪53.30あたりにまで到達し、2/23の終値から30%もの暴落となります。
大半の投資家の中には、その水準がありえないと考えている方もいるかも知れませんが、本邦の「あおぞら銀行」で明るみに出た米商業用不動産の問題が表面化すれば十分ありえる話です。
利上げが直接的な要因なので急転直下の利下げもありえますね。
— cohamizu (@cohamizu1) February 23, 2024
金利急低下要因→GOLD上昇に直結するのでこの手のニュースは抑えておこうと思います。
米商業用不動産の差し押さえ件数が急増、前年同月比2倍-問題深刻化 https://t.co/BQOMEj6uS0 @businessから
原油はすでに日本・欧州の景気後退を織り込んで軟調な展開が続いていますが、とくに金融事故のニュースが表面化すると度々急落する傾向にあります。
WTI原油4時間足分析→スローリバーサル→シンメトリカルトライアングルブレイク
WTI原油1時間足分析→1時間足62EMAの戻り売りが最大のチャンス
4時間足チャートで説明したように重要なレジスタンスラインでベアリッシュリバーサルが確認された後、次にエントリーする好機は1時間足62EMAです。
とくに相場が急落したあと、売り方の決済による買い戻しとそれをリバウンドと誤認した買い方の新規買いで相場が1時間足62EMAまで戻ってくることが非常に多く見られます。
1時間足62EMAまで戻った相場は、新規の売り方に突き崩され最初の下落時よりも遥かに長い距離の下落を喫する傾向にあります。
それもそのはずで、①4時間足でも下向き、②1時間足でも上から下向き転換すれば、異なる時間軸の思惑が一致しますのでかなり勢いがつき、一日で3%~5%もの大きな値動きになるケースが多いです。
これが来週に実現されて日足62EMAを完全に下抜けて相場が推移するようなら、週足分析で説明したように55ドルまで大きな下落が発生することになります。
WTI原油ファンダメンタルズ分析
IGクライアントセンチメントはネットロング
WTI原油と相関する期待インフレ率は反落
つまり最も市場規模が大きい債券市場で物価に対してどのような見方がされているか?物価に直接的な影響を及ぼす原油は将来どうなると考えられているのがある程度わかってきます。
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