こんにちは、cohamizuです。
WTI原油の現在のポジションはスクエア、これまで上値を抑制されてきたレジスタンスを抜け、上昇トレンドチャネルのレジスタンスラインにヒットするであろう82ドル台への上昇を見込んでいます。
週初に下落する可能性を記述してあとも水曜・木曜ともに上ヒゲの長いスパイクハイ・ピンバーを示現して、上値が重く下方向への圧力が大きいと考えていたのですが、まったくアテが外れました。
しかしあとは、このベアフラッグのレジスタンスラインまでの戻りを試す動きを抑えるだけですので、これまでのレンジ相場に対して非常に取り組みやすいはずです。
WTI原油週足分析→ベアフラッグ上値抵抗線で反落リスク
先週は上昇したWTI原油も長期的に見るとベアフラッグというチャートパターンが成立しており「未だ弱気」です。
2023年9月28日を頂点とした下落相場の下降角度に比べて、年末からここまで反発してきた角度はかなり傾斜がゆるい右肩上がりの並行チャネルに収まっています。
この並行チャネルを下抜けると並行チャネルのレジスタンスラインに最頂部に達したポイントから9/28~12/27までの下落幅を引いた数値が下値目処になります。
82ドル台で最頂部をつけた場合は、57ドル付近が下値目処になるので、かなりの下落を喫するという判断になります。
WTI原油4時間足分析→シンメトリカルトライアングル上方ブレイク
WTI原油は、水平に引いたレジスタンスライン・サポートラインの中で持ち合いを形成し(一般的にレクタングルパターンと呼ばれます)、これを上抜けています。
最近では、エヌビディアが2023年6月~12月までこのレクタングルパターンで均衡を保った後、ブレイクすると80%近く急騰したことで知られています。
つまり均衡が破れて上方向へ相場が動くことが予め明らかになったので、あとは右肩上がりの並行チャネルの上値抵抗線までの上昇をどこで取るかだけに課題は絞られています。
次は1時間足に絞ってそのポイントを説明します。
WTI原油1時間足分析→シンメトリカルトライアングルのリターンムーブが最後の買いの好機
4時間足チャートでは、一定の価格レンジをブレイクしましたが、1時間足でどのポイントでポジションを取るかが課題になります。
目下、日足800SMA付近で上昇をレジストされており、引けにかけて上昇幅を削っていますので、強さはあまり感じない値動きです。
そのため上昇までの最終局面で形成されたシンメトリカルトライアングルのレジスタンスラインまで戻って再上昇するリターンムーブするという案もここでは考えられます。
これだとおそらく上昇しつつある1時間足62EMAでサポートされ再上昇するパターンに沿っています。
ただB地点~D地点まで下抜いて下落するのは、強気といえるかどうか疑問です。
従って調整するにしても79.50~80.00の間で持ち合いを形成してから、上昇を再開させそうです。
WTI原油ファンダメンタルズ分析
IGクライアントセンチメントはネットロング
WTI原油と相関する期待インフレ率は上昇
つまり最も市場規模が大きい債券市場で物価に対してどのような見方がされているか、物価に直接的な影響を及ぼす原油は将来どうなると考えられているのがある程度わかってきます。
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