こんにちは、cohamizuです。
WTI原油のポジションは利益確定してスクエアです。
これからのポジションメイクは、上昇トレンド継続パターン「ブルフラッグ・ブルウェッジ」などの持ち合いパターンの出現を待って新規ロングするストラテジーとします。
先週のWTI原油の状況は、5波構成の上昇トレンド最終5波目の半ばという判断です。
日曜日の予測通りサポートラインで4時間足でブリッシュリバーサル(日足で底打ちを示す下ヒゲの長いピンバー)を示現して反発していますので、読者の方はとくに驚きはなく十分なリターンを確保できたと思います。
その後ジリジリ上昇していき、木曜日には1時間足62EMAで押し目をつけて急反発し3%以上の暴騰となっています。
IG証券で確認できる個人投資家のポジションも先週と比べショートが+111.32%と急増しており、この含み損を抱えて苦しんでいるポジションが損切り(買い戻し)を執行することでさらに踏み上げ相場になることは必然でしょう。
ただ、第5波のターゲット81ドル付近まで距離があり、売り方の損失限定のストップロスが蓄積されるべく持ち合いが形成されるまで新規ロングは待つべきだという認識です。
今回は、その理由を述べます。
WTI原油4時間足フィボナッチ61.8%まで回復→持ち合い形成へ
WTI原油を4時間足にブレイクダウンすると、この上昇波動を支えてきたサポートラインをジリジリ下がって割り込んだ後、ブリッシュリバーサルが出現しています。
これによりそれまで下落トレンドだった相場は、大逆転し買い優勢になりました。
このときに個人のポジションも「サポートを割り込んだ」と事実誤認させる値動きに騙され、急激に未決済ショートポジションが増加しています。
この含み損に転落したショートポジションが、次々と損切りすることで相場はジリジリ上昇していき以下のような経緯を辿って強烈な上昇となりました。
- 下落トレンドラインをブレイク
- →一旦ブレイクした下落トレンドラインへリターンムーブ
- →1時間足62EMAでGMMAの上方向への拡散をともないながら急反発
直近高値~安値にフィボナッチをひくと61.8%まで戻していますが、さらなる上昇のためには、売り方に「やはり反落」と事実誤認させるような値動きが必要です。
つまり画像で示している上昇トレンド第5波のターゲットまで上昇するには、力を蓄積するため「ブルフラッグ・ブルウェッジ」などの上昇トレンド継続パターンが出現する必要があります。
WTI原油1時間足200SMAまでの回帰→ブルフラッグ・ブルウェッジの形成
さらに相場が上昇するためには、上昇トレンド継続パターン「ブルフラッグ・ブルウェッジ」が形成される必要があります。
というのは、個人ポジションは確かにショートが急増していますが、まだ10%台→29%程度に増えただけで過半数を超えるほどには至っていません。
そこで画像のように右肩下がりの並行チャネル(フラッグ)もしくはクサビ(ウェッジ)が出現し、売り方に「これ以上は騰がらないだろう」・「一時的な上昇トレンドは短命に終わって反落するだろう」と半数の投資家に事実誤認させる必要があります。
WTI原油1時間足では、短期的なトレンドが終息すると200SMA(青線)まで戻り、再びGMMAの拡散とともに新たなトレンドを形成するという反復運動の繰り返しになります。
したがって今回、再上昇のための持ち合いが形成されるとすれば、200SMAまでの調整で、過半数の投資家を騙して嵌め込む値動きをすることが理想的だといえます。
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