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WTI原油2024年2月第三週見通し

WTI原油2024年2月第三週見通し

こんにちは、cohamizuです。

WTI原油のポジションは利益確定してスクエアです。

これからのポジションメイクは、上昇トレンド継続パターン「ブルフラッグ・ブルウェッジ」などの持ち合いパターンの出現を待って新規ロングするストラテジーとします。

先週のWTI原油の状況は、5波構成の上昇トレンド最終5波目の半ばという判断です。

日曜日の予測通りサポートラインで4時間足でブリッシュリバーサル(日足で底打ちを示す下ヒゲの長いピンバー)を示現して反発していますので、読者の方はとくに驚きはなく十分なリターンを確保できたと思います。

その後ジリジリ上昇していき、木曜日には1時間足62EMAで押し目をつけて急反発し3%以上の暴騰となっています。

IG証券で確認できる個人投資家のポジションも先週と比べショートが+111.32%と急増しており、この含み損を抱えて苦しんでいるポジションが損切り(買い戻し)を執行することでさらに踏み上げ相場になることは必然でしょう。

IG証券個人ポジション

ただ、第5波のターゲット81ドル付近まで距離があり、売り方の損失限定のストップロスが蓄積されるべく持ち合いが形成されるまで新規ロングは待つべきだという認識です。

今回は、その理由を述べます。

WTI原油4時間足フィボナッチ61.8%まで回復→持ち合い形成へ

WTI原油4時間足フィボナッチ61.8%まで上昇

WTI原油を4時間足にブレイクダウンすると、この上昇波動を支えてきたサポートラインをジリジリ下がって割り込んだ後、ブリッシュリバーサルが出現しています。

これによりそれまで下落トレンドだった相場は、大逆転し買い優勢になりました。

このときに個人のポジションも「サポートを割り込んだ」と事実誤認させる値動きに騙され、急激に未決済ショートポジションが増加しています。

この含み損に転落したショートポジションが、次々と損切りすることで相場はジリジリ上昇していき以下のような経緯を辿って強烈な上昇となりました。

  • 下落トレンドラインをブレイク
  • →一旦ブレイクした下落トレンドラインへリターンムーブ
  • →1時間足62EMAでGMMAの上方向への拡散をともないながら急反発
という比較的わかりやすい、基本に沿ったトレードになったと思います。

直近高値~安値にフィボナッチをひくと61.8%まで戻していますが、さらなる上昇のためには、売り方に「やはり反落」と事実誤認させるような値動きが必要です。

つまり画像で示している上昇トレンド第5波のターゲットまで上昇するには、力を蓄積するため「ブルフラッグ・ブルウェッジ」などの上昇トレンド継続パターンが出現する必要があります。

WTI原油1時間足200SMAまでの回帰→ブルフラッグ・ブルウェッジの形成

原油1時間足

さらに相場が上昇するためには、上昇トレンド継続パターン「ブルフラッグ・ブルウェッジ」が形成される必要があります。

というのは、個人ポジションは確かにショートが急増していますが、まだ10%台→29%程度に増えただけで過半数を超えるほどには至っていません。

そこで画像のように右肩下がりの並行チャネル(フラッグ)もしくはクサビ(ウェッジ)が出現し、売り方に「これ以上は騰がらないだろう」・「一時的な上昇トレンドは短命に終わって反落するだろう」と半数の投資家に事実誤認させる必要があります。

WTI原油1時間足では、短期的なトレンドが終息すると200SMA(青線)まで戻り、再びGMMAの拡散とともに新たなトレンドを形成するという反復運動の繰り返しになります。

したがって今回、再上昇のための持ち合いが形成されるとすれば、200SMAまでの調整で、過半数の投資家を騙して嵌め込む値動きをすることが理想的だといえます。

原油の需給バランスは第1四半期は日量84万バレルの供給不足

EIA(米国エネルギー情報局)の見通しでは第1四半期は日量84万バレルの供給不足ですが、第二四半期は日量14万バレルの供給過剰です。

したがってこの上昇トレンド完了までは元々の供給不足に加えて、不安定な中東情勢により買いの理由には事欠かない状況が続くと考えられます。

ただし第5波到達後は、修正波ABC波が発生し第二四半期の供給過剰懸念を織り込んで下落していくと考えられます。

ただしこれは需要がさして変わらない状態で予測されており、FEDの利下げが開始される過程で旺盛な需要の回復を見込むと期待インフレ率が上昇しWTI原油はかなりの上昇を演じると考えています。

期待インフレ率

期待インフレ率は、市場が予測する今後最大10年間における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価の先行きを予測するうえで重要な指標です。

実際にFEDが公表している期待インフレ率は、原油価格に先行しており、先週の下落から反発しているため方向性としては上昇と見ています。

WTI原油見通し結論

WTI原油2024年2月第三週の見通しは、予測通り反発上昇したため、さらなる踏み上げを狙って上昇トレンド継続パターン「ブルフラッグ・ブルウェッジ」の出現を待ちます。

ブルフラッグ・ブルウェッジ」の右肩下がりの持ち合いのなかで、1時間足200SMAまで調整するケースならベストな買い場になります。

一方でその調整を狙った空売りは、すでに個人のポジションがネットショートに急速に傾いている以上、どこで大量の損切りによる吹き上げが発生しないとも限らないため見送ったほうが無難だと考えています。

ターゲットは、この上昇トレンドのレジスタンスラインまでと考えているので81ドル付近になりますが、時間の経過によって変わってきます。

そのためブルフラッグ・ブルウェッジ」でポジションを取った後は随時、指値・逆指値をセットしなおす必要があるでしょう。

※第5波はスローオーバーするため安易な逆張りショートは危ない

以上です。

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