こんにちは、cohamizuです。
WTI原油のポジションは、サポートラインへの到達で打診買いとして72.25ロングとしています。
週明けの状況次第でロットを大幅に拡大してロングを追加したいと考えています。
今回は、その理由を述べます。
WTI原油は底打ちを示唆する「モーニングスター(夜明けの明星)」を2023年12月8日に示現してから回復を続け67.94の安値から800SMA(緑線)が横たわる79.30まで戻りました。
しかしそこで上昇トレンドチャネルをスローオーバーする上昇から反落し、起点となっている上昇トレンドラインまで戻ってきてしまいました。
俯瞰するとエリオット波動5波構成の4波までが達成されつつあると思います。
ということは、最終5波が発生して1波~3波の高値を結んだレジスタンスラインまでの戻りが期待できると思います。
WTI原油4時間足上昇波動のサポートラインに到達
WTI原油を4時間足にブレイクダウンすると、一定の速度で下落してきた相場のレンジである下落トレンドチャネルをスローオーバーするほどの下落になり、ここまで上昇波動を支えてきたサポートラインに到達しています。
一般的に上昇でも下落でもトレンドチャネルを反対方向へのブレイクではなく、スローオーバーして行き過ぎた場合、逆方向への揺り戻しが想定されます。
したがって2023年12月13日から上昇波動を支えてきたサポートラインで反転を示すプライスアクションが出現すると逆張りの買いの好機になると考えています。
あとは明確なプライスアクションが1時間足で出現するのを待つことになります。
WTI原油1時間足下落トレンドラインのブレイクが課題
WTI原油を4時間足にブレイクダウンすると、レンジの中心をなしている1時間足800SMA(緑線)をもオーバーして下落している状態です。
今回の上昇トレンドでは、トレンドが弱いときには1時間足200SMA(青線)を起点に上昇したり、下落したりしてきましたが、現状の200SMAとの乖離率は5%を超えています。
これは上昇起点となった12/13や1/4以来の水準になるため200SMAに回帰する動きは出やすいと考えられます。
原油のファンダメンタル
WTI原油は、2020年の無制限量的緩和で猛烈に上昇し、2022年の利上げから一貫して下落基調です。
非常にFEDの金融政策に忠実な動きになっているので、シンプルに利下げサイクルに入れば「買い」から入るべきです。
そのFEDの金融政策は、3月の利下げ観測が急速に後退しています。
しかし、ここにきて米国商用不動産のノンリコースローンで銀行勢が巨額の損失を出し始めており予断を許さない状況になりつつあります。
邦銀の「あおぞら銀行」が引当金積み増しで爆損したのがキッカケですが、当該銀行だけの特記事項ではなくドイツ銀行など有名どころから中小銀行まで幅広く対象となり、今後同様の事例が続発する可能性が高いです。
この原因は、リモートワークの普及もありますが、金利上昇による景況感の悪化が原因なので、進展次第ではFEDの金融引き締め緩和の契機になりやすいと考えています。
ですので状況次第では、急転直下で3月利下げになる可能性もありえます。
そうなると原油は、IMFの世界経済見通しの引き上げもあり、総需要の拡大の思惑で上に大きく放たれる可能性が高まります。
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