こんにちは、cohamizuです。
WTI原油は、2023年9月28日に95ドルを記録して以来、下落トレンドを続けヘッド&ショルダーズのターゲット69.50ドルを12月6日に達成しています。
当初、このターゲット値を計測したときは懐疑的でしたが、6月から9月の上昇が急速だっただけに転落したときの下落幅も非常に大きく、計測通りの下値目処に達しています。
#WTI(#原油)
— cohamizu (@cohamizu1) November 10, 2023
ヘッド&ショルダーズを形成しておりその下値目処は69.50にも及びます。
勿論一気呵成には行かず、途中でリバウンドしてはさらに下落するという動きを繰り返すと思います。
基本的にはGMMAで戻り売りを仕掛けながらターゲット付近まで持っていこうと思います。 pic.twitter.com/YkWpoEK9Y2
理由付けは様々ですが、景気後退を懸念した需要減退であることは間違いありません。
しかし、需要が2020年3月のコロナショックのように急減したわけでもありませんし、供給に至ってはOPECプラスが減産を打ち出しているため極端な供給超過というわけではありません。
そのため下値目処である69.50を達成した後に市場が売られ過ぎとして買い戻し始めるのか、それとももっと下がると見て投げ売りされるのか不明でしたので2日間にわたって監視するにとどめていました。
結果、市場はプライスアクション「モーニングスター(Morningstar)」を示現して、買い戻し圧力があることを示しましたので、62EMAもしくは200SMA付近までの急速な買い戻しが発生すると考えています。
WTI原油反発上昇のシナリオ
WTI原油は、天井圏で形成したヘッド&ショルダーズの天井からネックラインまでの値幅を、ブレイクしたネックラインに加えた下値目処69.50を達成しています。
そしてその底値圏とおぼしき地点で12/6~12/8にかけて底打ちを示す「モーニングスター(Morningstar)」を示現しています。
※日本名:夜明けの明星
「モーニングスター(Morningstar)」/夜明けの明星の定義
この「モーニングスター(Morningstar)」というプライスアクションは、1本目のローソク足はそれまでのトレンドの方向を継続し、2本目は実体が短く上下にヒゲが出現したローソク足が続きます。
3本目のローソク足はトレンドとは逆の方向で、1本目のローソク足の中間地点を過ぎた後で引ける形が完全な形とされます。
2016年のWTI原油チャートが「モーニングスター(Morningstar)」によって下落トレンドから脱した典型的な例です。
このときは26ドルまで下落した相場が、このプライスアクションの発生後、4ヶ月足らずで50.35ドルまで大復活しています。
今回のWTI原油は、1本目のローソク足はそれまでのトレンドの方向を継続し、2本目は実体が短く上下にヒゲが出現したローソク足が続き、3本目のローソク足はトレンドとは逆の方向で1本目のローソク足の中間地点を過ぎた後で引けており定義に当てはまります。
今後のWTI原油のターゲット
WTI原油が下落目処を達成して反発したと仮定して、反発目処はどこなのか?ですが画像を確認する限りヘッド&ショルダーズボトムを形成しつつあると考えられます。
その場合、値幅は最深部からネックラインまでの10ドルちょうどですので、それをネックラインをブレイクしたポイントに加えることになります。
その場合、最大で87.46ドルがターゲットとしてあげられるでしょう。
また最初の反発では、フィボナッチ61.8%=78.85付近はまず考えられるところです。
次に主要な移動平均線として62EMA(黄太線)がまずもっとも達しやすいポイントですし、200SMA(青線)も急速に反発した場合は、62EMAとほぼ同じ位置にあると予想されますし、これまでの相場でも度々利益確定の売りがでた移動平均線ですのでターゲットとしてわかりやすいと思います。
200SMAと考えると77.70~77.80付近がリミットとして有望だと考えられます。
結論:WTI原油は87.46ドルまで反発する
WTI原油は、日足チャートの天井圏で形成した右肩上がりのヘッド&ショルダーズのターゲット69.50を達成しました。
よって次の方向性を模索していましたが、3日間かけて「モーニングスター(Morningstar)」という底打ちのサインが出現しましたので、70.65でロングポジションをとっています。
このターゲットですが、底値圏で画像のようにヘッド&ショルダーズボトムを形成していると仮定すると、ネックラインをブレイクしたポイントに最深部からネックラインまでの10ドルの値幅を加えると87.46ドルがターゲットと算出できます。
ただブレイクしたポイントが変わってくれば、ターゲットは当然修正されていきます。
そのため今後もこのWTI原油の価格推移について詳しく追いかけることで正しいターゲットを把握しながら取り組みたいと思います。
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