こんにちは、cohamizuです。
10/27前後でS&P500が大底を迎えることを説明していましたが、その直後から反発を開始しすでに+6.3%もの反発になっています。
現状認識としては、まだS&P500は下落トレンドラインをブレイクしておらず上昇トレンドに復帰しているとは言い難いと思います。
追加でETF・投資信託の購入、または株式の購入を考えている方は時期尚早だと思います。
最低でも下落トレンドラインをブレイクしてそのラインに人が跳躍する前にかがむようにプルバックしたタイミングを狙うべきです。
再度確認していただきたいのですが、11月末にはS&P500は4360付近に落ち着くと説明していると思います。
株価指数は逃げ遅れたショートポジションが焼き切られることで上昇する
思い返して頂きたいのですが、企業利益が縮小していた2022年から2023年の前半でも株価指数は上昇していきました。
その原因は、株価指数が暴落すると思い込んだ勢力によって過大なショートポジションが積み上げられたからです。
しかしこのポジションは、すでに焼き切られており存在していません。
株価は、現状の価格よりも高い価格で買い戻す勢力が存在するからこそ上昇します。
普通、株式は安く買って高く売れなければ利益が出ないので、この売買では明らかに利益が出ません。
論理的にはおかしい売買をしているのは、買っている勢力ではなく株価指数が下落することを見込んだ空売り勢力です。
これが増加する含み損に耐えきれなくなって損切り(買い戻す)することで相場は上昇していきます。
したがってこれだけ株価指数が上昇したのであれば、ショートポジションが激増していなければなりませんが現実的には増えていません。
そのためさらなる踏み上げができるかどうかは不透明だといえるため、さらなるリスクテイクは危険が伴います。
追加の買い増しは下落トレンドラインをブレイクしてから
では追加で買いポジションを増すのはどこがよいかです。
それは空売りしている勢力が戻り売りを開始しそうな直近高値4401、そして損切りを開始しそうなのがやはり下落トレンドラインを完全にブレイクしプルバックしたタイミングです。
もし当方が空売りする立場であれば、直近の高値水準や下落トレンドラインでショートを仕掛けるでしょう。
そしてそれが失敗したと判断して買い戻すなら直近の高値水準に引いた水平線をローソク足の実体でブレイクしたタイミング、もしくは下落トレンドラインを同じくローソク足の実体でブレイクされたときです。
そう考えるとわかりやすいと思います。
結論
S&P500が日足200SMA(緑)・もしくは下落トレンド下値支持線に達したところで恐怖に打ち勝って買った勢力は、今後も問題なくトレードの世界でやっていけると思います。
しかし現在の62EMA(黄太線)を抜いたところで喜々として買う勢力はかなりボンヤリした方たちではっきり言って向いていないのでインデックス投資だけやっていればよいと思います。
株式投資は、環境的に買い方が恐ろしいと感じるところで買うものです。
したがって買い方が喜々として買うタイミングには「罠」が待っていると疑ったほうが良いでしょう。
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